甲南大学知能情報学部のソフトウェア設計検証研究室です.
この度は私共の実験にご協力頂きまして誠にありがとうございます.
実験の主旨と概要について説明いたします.
Javaによる実務経験3年以上のエンジニアの方々を対象に,被験者として実験へのご協力をお願いいたします.
この実験は,Javaプログラムを理解する上での「実行トレースを用いたデバッガ」の有効性を評価することを目的としています.
実行トレースとは,変数の値や実行された行など実行時のプログラム内部の情報を時系列に記録したファイルのことです.
また,実行トレースを用いたデバッガ(以下,トレースデバッガと略)とは,実行トレースを参照しながら対象プログラムをデバッグすることができるデバッガのことです.
トレースデバッガは,プログラムを何度も実行することなく,同じ条件で繰り返しデバッグすることができるという特長を持ちます.
今回の実験では通常のデバッガと同じように実行に対して順方向にしかトレースを辿れない順方向バージョンと,実行に対して順方向にも逆方向にも辿ることができる逆方向バージョンの2種類のトレースデバッガをお使いいただきます.
トレースデバッガの実行環境および課題となるオープンソースプログラムはすべて,Amazon の EC2インスタンス上にご用意しております.
そのため,皆様のマシン上で環境構築を行っていただく必要は一切ございません.
実験では,2つのオープンソースプログラムから2つずつ機能を選んで,計4つの課題に取り組んでいただきます.
比較の公平性を保つため,4つのうちの2つの課題に対しては順方向バージョンを,残り2つの課題に対しては逆方向バージョンを用いてソースコードを追いかけていただき,
それぞれの操作に要した時間を計測した上で,課題ごとにアンケートにお答えいただきます.
全体の作業時間としては,5~6時間程度を想定しています.
お答えいただくアンケートは最初と最後,課題ごとに2個ずつの計10個あります.
アンケートへの回答が終わるたびに作業を中断していただいて構いません.
作業はすべてEC2インスタンスおよびWeb上で完結します.
実験における作業内容について説明いたします.
実験は,リモートデスクトップでログインしたEC2インスタンス上で,トレースデバッガを用いてソースコードを追いかけていただくことと,Web上のアンケートにお答えいただくことが主な作業内容になります.
トレースデバッガで追いかける対象は,2つのオープンソースプログラムの4つの機能です.
また,実験の開始前と終了後に1つずつアンケートにお答えいただきます.
ご応募までの手順を説明いたします.
以上が実験の流れです.
全ての作業はEC2インスタンスおよびWeb上で完結します.
実験中の危険性に関して説明いたします.
通常のPC画面に向かっている際と危険性は変わりません.
実験時間(拘束時間)に関して説明いたします.
全体の作業としては5~6時間を想定していますが,人によっては多少前後する可能性があります.
時間に余裕がある際に行ってください.
また,後日大学にお越しいただいたり,こちらから連絡を行うことはありません(参加者に不利益が発生する恐れのある場合は除く).
実験への参加取りやめに関して説明いたします.
実験の途中で,参加を取りやめることが可能です.
その場合の報酬に関する取扱いついては.以下で説明いたします.
契約と報酬に関して説明いたします.
個人情報の取り扱いについて説明いたします.
同意確認フォームはこちらです.
同意確認フォーム
実験にご同意いただけましたら,以下の個人アンケートにご協力ください.
個人アンケートはこちら